2008.10.02 |
モスレムの習慣で、ラマダン(断食月)明けには Eid ul-Fitr という祭日がある。 Wikipedia によるとラマダン明けから3日間続くとなっているが、ドバイの役所なんかは明ける2日前から休み始めて、日本の年末年始のような状態である。 1日目が最も神聖な日で、原則的にこの日は仕事をしてはならず、見つかると法律で罰せられる。見つからなければ屋外でちょっとした作業をしても問題無い。民間企業では2日目は賃金を休日出勤扱いとすれば仕事をしても良いことになっているが、余程のことがない限りみんな休む。3日目は平日扱いである。この辺の取決めはイスラム圏でも国それぞれで違うようだ。 問題はいつラマダンが明けるのかということ。その2週間程前から、何月何日からという予想が出るのでみんなそれに合わせて仕事と休暇のプランを立てる。今年なんかは10月1日(水)と2日(木)が祭日で、金曜日の3日(イスラム社会では日曜に代わり、金曜が休日)と合わせて3連休になる予定だったのが、急に9月30日からということになり泡を食った。 仕事の方もだが、1日、2日と連荘ゴルフを予定していたのが、2日が通常勤務となり、3連休の楽しみが崩れ去ってしまった。 いつものことだが、ラマダン明けはモスレムの偉い坊さんかなんかが新月を確認して決める。なので、その前夜になって見ないと判らないのである。従って突然明日から休みという羽目になる。予想があたってもはずれても直前までみんなそわそわと落ち着かず、振り回されるのである。 天体観測技術が進んだこの世の中で、なんでだー? |
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