Music Studio - Kaz22
 楽器・機材の紹介


Solid Body Electric Guitar

Yamaha SG-800S


2021.09.30


社会人になって初めてのボーナスで買ったエレキがYamaha SG-800S。エレキギターが欲しくなり、立川の駅ビルに入っていた某楽器店に行って、店員に勧められるままに買った。色はシルバーで、値段は定価の半分位だったと記憶している。高中正義に憧れてとか、何か強い拘りがあったわけでは全くない。

しかし、使っている内にこの丸みを持ったダブルカッタウェイのフォームが凄く美しく感じるようになり、「これぞ日本のエレキギター」見たいな思いを抱くようになった。

ただ、シルバーという色が今一しっくりこず、その後、ヤマハ渋谷店20周年記念モデルとして発売されたSG-1966に買い替えてしまった。因みにSG-1966はフラットトップになっており、その為もあって重量がSG-800Sのように通常のラウンドトップに比べて若干軽くなっているのもメリットだった。

そのSG-1966はと言うと、1990年代の初め頃にロンドンで暮らしていた時、Fenderのストラトがどうしても欲しくなって、その購入資金の一部に充てた。

それから月日が流れ、何時かしらか「やっぱりヤマハのSG欲しいな〜」という気持ちが湧いてきた。只、昔のように廉価なモデルは無く、SG-2000とかSG-3000は数十万円クラスとなれば容易に手が出せるものではない。また、自分の好みとしてはテールピースに彫模様ついたような豪華仕様ではなく、飾り気の無いシンプルなものが良い。2010年代になると十数万円のモデルが幾つか出たが、ボディトップの形状がシンプルなラウンドフォームではなく、PRSのようなコンターになっていたり、バイサウンドシステムが無かったりと、ちょっと違和感があり、購入意欲が湧かなかった。

そこで中古を探すことに。モデルはSG-1000以下、願わくばSG-800S、に絞り込んだが、中々良質の個体が見つからない。

そして半分諦めかけていた時に、お茶の水の楽器店で巡り合ったのがこれ。4年程前のことである。

塗装に白濁が生じているものの、目立った傷は無く、フレットや金属パーツがかなり良い状態で売られていた。値段は発売当時の定価に近かく、幾度か店に足を運び、買おうかどうしようか思い悩んだ挙句、またとないチャンスと決心して手に入れた。

ピックアップはアルニコのハムバッカーで、バイサウンド(コイルタップ)システムによりシングルに切り替えられる。手持ちの Marshall JMP-1 プリアンプと相性が良く、意外とロックギターという感じで鳴る。