2023.07.17 |
またしても Roland 製品の紹介である。 30年近くギターをプリアンプ/キャビネット・シミュレーターを通して鳴らしてきたが、自分の機材セットアップ上、プリアンプ/シミュレーター及びエフェクター系統の電源、オーディオインターフェースの電源、そしてモニタースピーカーの電源と、幾つかのスイッチを入れる必要があり、大した手間ではないものの面倒に感じていた。 もっと気軽に良い音でギターを練習したいと言う思いからコンボアンプを買うことにした。ギターを繋いでスイッチ一つ入れれば音を出せる仕組み。 最近、色々なメーカーから低出力(ワット数が低い)でも真空管アンプのような音が出だせる言う謳い文句の製品が出ていることにも購入意欲を煽られた。 Youtubeの情報を参考に半年くらいあれこれと悩んだ末に Blues Cube に決めた。結局メーカーとしての安心感と出力調整機能(アッテネーター)が付いている点、そしてシミュレーター機能等「余計」なものは無く、素直に「真空管アンプのような」音が出るというところが評価上のポイントであった。 出力は30Wなのでそのまま自宅(戸建て住宅ではあるものの)で鳴らすことは出来ず、アッテネーターで出力を絞ることは必然。0.5W、5W、15WとMaxの設定がある内、5Wで鳴らしている。それでも Master ボリュームは2~3の間で十分な音量(Volume = Gain は 5程度)。0.5Wにしても余り変わらないので、5Wにしている。 実は5W程度のアンプも探して検討したけど、3レンジのEQや ゲイン・マスターの音量調整、リバーブなど欲しい機能が揃っているものが余り無かった。 しかし、30Wのコンボアンプはそれなりに筐体がでかい。宅配で届いた時は梱包箱の大きさに驚いた。 肝心の音はと言うと、凄く良いとしか言いようがない。トランジスターのアンプは音が固いイメージだが、これは全く違う。まさに「真空管アンプのような」音が出て、ギターを弾いていて楽しい。基本的にはクリーンで、アンプ自体でクランチ程度に歪ませることもできるが、歪みは好みのエフェクターを組み合わせる使い方になると思う。因みにBoss の Blues Driver とはとても相性が良い。 唯一残念なのはエフェクトループ(センド/リターン)が無いところ。Artisit というモデルにはこれがついているが、そうするとサイズも値段も大きく跳ね上がるので、自宅使用を考えるとそこまで手が出ない。 結論は:大満足、もっと早く買えばよかった。 |