Music Studio - Kaz22
 楽器・機材の紹介


Stage Piano

Roland RD-88


2022.09.01
20年近く使ったシンセ Roland XP-30 の代わりにステージピアノを購入した。Roland RD-88。



なぜか Roland の製品を買うことが多い。同社の製品は機能と価格のバランスが良いということなのかな?35年程前のことになるが、一番最初に買ったシンセもRoland の alpha Juno-2 だった。

XP-30 は壊れたわけでも無く、シンセ・アクションのキーボードのタッチが素晴らしく良いので手放すのは勿体ない感じがしたのだが、部屋にフルサイズのキーボードを2台も置くスペースは無いので思い切って売却してしまった。2段積みにする手もあるが、そうすると上の段のキーボードは弾きづらくて多分殆ど使用しなくなるだろう。

シンセという機能自体で見た場合 XP-30 はプリセットの音色を利用するに留まり、本体の小さなディスプレーを見ながらプログラミングをする気にはならない。今はPC上でソフトウェア・シンセが豊富に出回っているので、私のようなアマチュアにはそれらの方が安価でプログラミングしやすいことに間違いない。プリセット音色を使うだけなら、PCの音源ソフトを利用すれば良い。

今回、シンセではなくステージピアノにしたのは、ピアノを「ちゃんと」練習したかった為。生ピアノと同等のハンマーアクションに拘った。

でも、いわゆる家庭用(?)の電子ピアノではなく、ステージピアノを選んだのはDTMのマスターキーボードとしての利用も考えて。RD-88にはピッチ・ベンダーとモジュレーション・コントロール(どちらもホイール式)が付いている。勿論USBでPCとMIDI接続できる。ハンマーアクションでシンセを弾くのはどうかと思ったが、一応と言うか、別途 37鍵の MIDI Keyboard (Arturia Keystep 37)を持ってはいる。

他のメーカーの機材とも比較検討したが、RD-88が良かったのはステレオ・スピーカーが搭載されているところ。一つ電源スイッチを入れれば直ぐに音が出る手軽さは練習するのにとても大事。DTMシステムをどのように構築しているかにも依るが、私の場合だとオーディオ・インターフェースを介してモニターから音を出す仕組みになってるので、これまでは最低でも3つ電源スイッチを押す必要があった。ソフト音源を利用するとなると更にPCを立ち上げる必要がある。

内蔵音色も基本的なピアノ、エレピ、オルガンの音を本体で鳴らすことができれば十分なので、その点も私には RD-88 が機能的にベストマッチしている。作曲で使うシンセ系の音やサンプル音源はPCソフトを利用すれば良いことなので。

スリムで場所を取らず、見た目シンプルでスタイリッシュ。

そんなに上手に弾けるわけではないのだが、やっぱりピアノは本格的なピアノタッチのキーボードで弾くのが素晴らしく心地よい。ずっと弾いていたくなる。